ミカミハと晩酌
ミカミハはいつもどおりミカンのかほりがホンノリし、オレンジ色の体毛はフワフワだ。
見てるだけで癒されるぜ。
「お、俺 さん、おひとつ どう ぞー」
ちょこんと正座したチンコのあたりにミカンを一つ乗せ
俺にポン酒を勧めてくれた。
「ん、悪いねーミカミハたん。」
俺はお猪口をミカミハへ差し出す。
ちっちゃいお手手で徳利を傾け、俺に酒を注ぐミカミハ。
「じゃ、俺からもお一つどうぞ」
「あっ、すい ませんー」
頬をほんのり染めて俺にお猪口を差し出すミカミハ。
ミカミハに酒を飲ませていいものか分からんが、
すでに酔っているようだ。俺も酔っている。
俺から注いでもらったポン酒にちょっと口をつけ、
「フハー!」
と菱形口でため息をつく。かわええのう。
俺は蛸ワサを箸で摘み、ミカミハの口へあーんしてやった。
「あっ、あう、合う、ねー」
「だろー?旨いよなー。」
と、ミカミハはおもむろにミカンを手に取り、
「と、ところ で」
「うん?」
「ミ、ミカン、たべる?」