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クリスマス過ぎてすまん
阿部君はそう言いながらまたお尻に入っていた指の動きを再開した。
痛みはひいたけど(単に馴れただけかもしれない)気持ちよさどころか内臓を抉られているみたいで気持ち悪い。
「この辺か?いやもうちょいこっちか…」
阿部君がぶつぶつ囁きながら肉壁をぐりぐり指圧してくる。その度にうんちが出そうな感じがして、早く終わってほしいなと思ってしまう。
「うああぁっ?!」
「ここか」
急に体中に電流が走ったみたいに、強い刺激が走った。
い、今の、何だ。
「あべっくんっ、そこっ、ぃ、やだぁっ」
さっきの一点を集中的にぐりぐり押されて、体の奥から熱が湧いてくる。
ぞわぞわして、ビクビクする。
「嫌って言ってる割にチンコびんびんだぜ」
「ぅ、そ…っ」
でも、阿部君の言う通り痛みや気持ち悪さも忘れて、俺のちんちんは触ってもいないのに勃ってしまっている。
うぁ…何で、だ。
阿部君の指が蠢く度に俺の意識と相反して下半身に血が巡ってくる。
「ここ、前立腺な。男でもチンコ触らなくても感じる場所が有るんだぜ」
一人でする時もこっちいじってやれよ、って言いながらその、ぜんりつせんってところを二本の指で刺激される。
ちんちんをいじるのとは違って、お腹の奥から気持ちいいのが溢れてくる感じ。
>>700 今まで感じたことない刺激と快感で、お腹の中だけじゃなく、脳みそまで溶けてしまいそう。
沖君がこっそり歌っていた、メルト溶けてしまいそうって歌みたい。何の歌かは分からないけど。
「あ、べく…ぁ……ふあぁ…っ」
「イイ声で啼くじゃん」
出してしまってから気付いてばっと口を抑える。
今、のは、俺の声なのかってくらい、甲高い声で女の子が挿入されて気持ち良さそうな声みたいだった。
恐る恐る阿部君の様子を伺うと、ニヤッて機嫌の良さそうな顔をしている。
「なぁ、俺、合体したい」
「が、ったい?」
がったい、合体?
ガンダムとかヒーローものでウィーン、ガシャンって、あの、合体のこと?
「そ。ここに、チンコ挿れたい」
「そっ、そんなの、ムリだよ!は、入んないよ!」
阿部君、次から次へとムチャクチャだ。
そんなの、入らないよ。
阿部君が俺のことが好きで、俺が阿部君を好きだとしても、出来ることと出来ないことが有る。
はわわわわわって混乱していると、阿部君が「チンコが駄目ならこのまま指を増やして最終的に腕まで突っ込むからな」って低い声で呟いた。
う、腕なんか入れたら、お尻壊れちゃう、よ。阿部君、自分ががっしりしてきたって分かってないんじゃないのかと疑ってしまう。
そもそも、元々お尻は出すところなんだよって阿部君に教えてあげたくなった。
でも、今日の阿部君はホントに腕まで入れかねないかもしれない。
>>700,701
「うぅ…ちんちん、イれて、ください…」
俺は観念してそう言うのが精一杯だった。
「力抜いとけよ」
阿部君はズボンからちんちんを取り出して俺のお尻の窪みにあてがった。
阿部君のちんちんは赤黒くて血管も浮き出ていて、大人みたいなちんちんだ。
俺のとは大違い、だな。
太さだってとてもじゃないけど指二本分以上は有りそう。
いくら慣らしたからって、ホントに入るんだろうか。
「ひぎ……っ!」
「うわ、きっつ…」
まだ先っぽしか挿れてないのに凄く痛い。ビリビリってお尻の穴から体が裂けちゃいそうなくらい痛い。
「あべ、くん、あべく…やっぱり、ムリ、だよ…っ」
「こっちだって痛いんだから我慢しろ!」
「ひっ」
パシンとお尻を叩かれた。
う…痛いならやめてくれればいいのに。
「ほら、三橋息吐いて。吸って吸って吐いて、吸って吸って吐いて」
「ヒッヒッ、フー…ヒッヒッ、フー…」
これって妊婦さんがする呼吸法じゃないのかとちょっと思ったけど、もう、構ってられないくらいいっぱいいっぱいだ。
「よ…っと」
ひっくり返されていた体勢からころんと仰向けの状態にされる。
ずっと腹筋を丸めた格好だったからか、お腹がぴくぴくした。
ふーって長い息を吐いていると、上から阿部君にぎゅって抱きしめられた。
>>700-702 「阿部君…?」
阿部君は俺の脇の下から腕を通して、宙に浮いた腕を自分の肩に引っ掛けた。
密着するような形で抱き合って、阿部君の心臓の音が直接俺の心臓に伝わってくる。
涙の浮かんだ目尻にキスされて、おでことおでこも合わしてきた。
「じわじわ挿れんのもじれったいから一気にいくぞ」
「え…ひ、あ、あぁああああああああっ!!!!」
腰を捕まれて貫かれた、んだと思う。
目の前に白い光がチカチカ飛んで、手足も金縛りに遭ったみたいに動かなくなった。
「あ…あ、ぁ…」
口から漏れるのはもう言葉じゃなくて、ただの音だけだった。
痛い。痛い、痛い痛い痛い。痛いよ、阿部君、痛い!
「三橋、リラックスしろって。そんなに締め付けたら俺も痛い」
「で、も、ぃ、たいよ。阿部君、痛い、いたい…!」
「三橋!お前はエースだろ?!ならこれくらい耐えろ!」
「う…俺、エース、エース、だ!」
そうか、エースなら、これくらいの痛み、どうってこと、ないの、か。
「ホラ、チンコ扱いてな」
「う、うん…」
考える力も全然持てなくて、阿部君の言う通りに従う。
俺はピッチャーで、阿部君はキャッチャーだ。キャッチャーのリードは凄いんだ。だって、今までだって、上手くいってたんだから…!
ちんちんを触っていると、お尻は痛いまんまだけど、段々と気持ちいいのも感じてきた。
やっぱり、阿部君は凄い!
一先ずここまで
長々とすまん