http://set.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1234116230/982 おやすみはし。
最近ここでホットサンドがブームだ。
チーズと卵のホットサンドを牛乳で喉の奥に流し込む。
テレビのニュースをぼんやりと眺める。代わり映えのないニュースばかりだ。
それにしても今回は珍しい。
目覚めてから1年未満の愛玩人が残り時間が少ないとは言え、格安で手に入るんだ。
いつもなら引く手数多なのに、レンは売れ残ってしまった。
10年物でも人間に比べたらピチピチなのになあ。レン、どうしよう。
俺が考えてる間に、他の面々は食事を終えていた。
レンが手を合わせる。
「ごちっそーさまっ」
汚れた食器を流しに持っていこうと立ち上がった。
ぼんやりとテレビを見てた視線が動く物を追った。
「あっ」
唐突にレンがくずおれる。
「おいっ」
反射的に立ち上がってレンを支える。
「あ、あり、がと、ございます。あっ、よ、汚れた」
「いい」
レンと一緒に俺の胸で支えられた皿のケチャップがシャツにべっとり付いていた。
「ル…マ、マリア、これ、洗濯してくれ」
レンを椅子に座らせて俺はシャツを脱いで手渡す。
倒れ掛けたレンに反射的に立ち上がり、所在なさげに立っていたマリアが受け取った。
「大丈夫か?」
俺の問い掛けにレンは笑顔で足がもつれただけだと立ち上がろうとした。
結果、もう一度俺の胸に抱かれることとなった。
「寝かせてくるわ」
大丈夫だと言い張るレンを無視して、俺は肩を貸して立ち上がらせる。
「部屋、すぐに片付けるね」
愛玩人達の部屋に戻ろうとするチヨを制する。
「俺の部屋に連れて行くから」