阿部「あなたとは違うんです」

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208アンノウン ◆ZnBdLz/hEE
前回までのあらすじ:俺も あやふや
wiki参照宜しくお願いします…

(改行無しでお願いします)
おどおどと怯えた表情で見返してくるのが無性に苛立つ。
その様子はどこかでみたような感覚を呼び起こした。だが、どこで見たのかすら思い出すことが
できない。もやもやした記憶がじりじりとした焦燥感を煽って来る。
俺達はその焦燥感に突き動かされるように男を思うがままに貪りつくした。
(三行改行お願いします)
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(三行改行お願いします)
「三橋」と別れてから俺はここから脱出する方法を考えていた。
まず、最初に俺たちがいたフロアの扉はかなり大きく、重量もあったため壊すのはまず無理だろ
うということだ。ならば他の外に続く扉を開けるしかない。出入り口が一つだけというのはまず
ありえないから、探せば必ず見つかるだろう。だが当然鍵が閉まっていると考えられる。他には
窓を開けるという方法もあるが、どの窓も見たところシャッターのようなものが閉まっていて出
られそうも無い。シャッターくらいなら根気良くそこらに落ちてるパイプ等で殴っていれば破損
して出られるかもしれないが、その前に破損するほど強く殴っていれば音で「三橋」やそのほか
の奴らに見つかってしまうだろう。
いかに相手に気取られず、扉を開けるかが鍵だ。例外として、気づかれるほど大きな音を出した
としても、僅かな時間で扉を開け、なおかつ逃走が可能であればその限りではない。
僅かな時間で扉を開ける。そう、一つだけ可能性がある。