三橋「お、オレのお菓子 食べちゃった…」

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919fusianasan
>>884
何故か三橋は俺の服の裾を掴んで今にも泣きそうな表情をしていた。
三橋「浜ちゃん……俺、もう…我慢でき、な…(お腹減った)」

その時俺は思ったんだ。人は流れる血には逆らえない。蛙の子は蛙。蛙の孫も蛙。
中毒から抜けられない中毒者。守らない約束をして当然のように破り続ける人生。何も変わらない。
動物が本能に逆らえないように人間もまた逆らえないのだと。
変わったかのように見えて何も変わっていないと気付いた。それは当然。
「は、浜、ちゃっ」
だって中身が変わらないんだから。人間は機械じゃないから個体差はあっても中身なんて変えられない。
「三橋」
グズはどこに行ってもグズ扱いされる。そうだろ三橋?一度押された烙印は消えない。
「や、」
誰かの脳内の記憶領域に残ってスイッチが入る度ほぼ永遠に再生され続けられる。
「やだ、」
俺が引き裂いた三橋の青いシャツ。この青が俺にとって一生残るスイッチになるだろう。
「三橋、うるさい」
三橋は一生グズだし、俺は一生ろくでもねぇ奴。そんな風に見られて終わる。決まってるんだ。
「三橋、三橋、みは………しっ」
この青を見る度に大事な弟分にこんなことをしたのを思い出してシコって自己嫌悪する日々が目に浮かぶよ。
「ぁ、やぁ、やだあ、は ま、ちゃ はむふぅうむうっ!」
「………はっ、はっ……三橋、出すぞ……っ!」
〜申し訳ございませんが一部の地域の皆様とはここでお別れです〜