三橋「お、オレのお菓子 食べちゃった…」

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http://set.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1232816295/973 おやすみはし。
いつでも準備万端な試用室は今日も準備万端だ。
アシスタント達が撮影用の機材を広げる。
俺は興味津々で覗き込む。
「電気、もっと明るく出来ますか?」
「あ、こっちで調節して下さい」
普段はムード作りの為に最低限の照明なのだが、最大光量で照らされた部屋は安っぽさがよく分かる。
ちょっと恥ずかしいなあと思いながら見てると、大きなライトが出てきてベッドの上を照らし出す。
「じゃあレン君、この上に、寝てみて」
「は、はい」
いつも通りのトレーナーにハーフパンツ姿のレンは脱いだ方が良いのか少しだけ逡巡する。
結局、何も訊かずにベッドの上に横たわる。
「ど、どーですか?」
志賀は少し離れた所に立ち、また指で作った四角でパースを取る。
少しあーだこーだ言いながらカメラや何かを覗き込んだり、調整したりした。
レンも言われる度にベッドの上を右に左に寝返りを打つ。
「待たせたね。始めようか」
志賀の言葉にレンが頷く。
「ぬ、脱ぎますか?」
「いいや、脱いでくのもお楽しみの一つでしょ」
「そう、ですね!」
小さくガッツポーズを取るレンに志賀はにこりとして眼鏡を外す。
目を少し揉みながらベッドサイドに腰掛ける。
「えっと、志賀、さん」
後ろからレンがしな垂れかかる。
「剛司って、呼んでくれるかな」
「つ、剛司」
志賀が振り返ってレンを捕まえる。
「ひゃうっ」
「なんだい、レン」
抱き締められた腕の中でレンが身じろぎする。
「呼んだだけ、です、よー」