続き
「お、お待たせっ」
両手に何枚もバスタオルを抱え込みながら三橋は戻ってきた。
な、ナースとタオルの組み合わせがやばいいいいい!本物のナースみたいでたまらん。
そこまでナース萌えはないと思っていたオレだが、ナース、とてもいいです。
「ん、ありがとな」
「う、うひっ」
ようやくオレの役に立てたのが嬉しいのか泣き腫らした目で笑ってくれた。
やっぱり三橋たんの笑顔はいいな!釣られてオレも笑ってしまう。レンレンスマイルの破壊力は凄い。
ベッドの枕の位置をいつもと逆にして、三橋からバスタオルを受け取り足元に敷き詰める。
これで何とかなるだろ。暖房もつけてるし。
ふぅと長い息を吐きベッドの中に入り横になると、どっと体が重くなって、沈み込む感覚がした。
うーん、自分が思ってる以上に疲れたのかもしれないな。
瞼も重くなってきた。
「悪い三橋、ちょっと寝るわ」
客をほっぽって仮眠を取るオレを許してくれ。
しかもわざわざナース服まで着込んでくれてんのに。うわーオレ最低。
「う、うん。おや、すみー」
特に何も気にしないのか、三橋は絨毯の上に座り込み頷いてくれる。