俺「うつだしのう」

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498ルパンツ ◆36Q4AEz7xY

「ウムムー!!!ウッツウッウ!!!!」

三橋は今、俺の目の前で全裸で亀甲縛りにされて、生姜やにんにくと一緒に大鍋で茹でられている。
でかい口にはりんごが詰められており、身動きもできなければ喋れもしない状態だ。

「ハッハッハ!!!思った通りだ、実にいい出汁がとれているぞ!!」

大鍋の隣で呂佳が弟の利央と一緒に勝ち誇ったように笑う。

「てめえら!!一体なんでこんなことを!!三橋たんのおしっこで炊いたご飯を欲しがる奴は沢山いるが、
三橋たんで出汁をとったラーメンを欲しがる奴なんて一人ぐらいしかいないぞ!!!!」

俺の正論を無視して呂佳は三橋が入った鍋のスープをかき回す。

「ウヒ、ふっ、うひあああん」
「感じるなよ三橋!!」

「もうそろそろ完成だな…何でこんなことをするのか冥土の土産に教えてやろう。」
「お前はRPGのラスボスか!!」
「鶏がらラーメンスープの材料と一緒に高校球児の汗、甲子園の土、エリマキトカゲのよだれ、チョコボの涙を煮込み
完成したスープを魔方陣の中に置くと、野球の神様が現れて必ず次の試合に勝たせてくれるのだ!!
これで次の試合も美丞の圧勝だ」


な、なんだってー  そんなあほな事が現実に起こるわけ…

…というか毎回起こっていたから今更驚くことではなかったな。うん。
499ルパンツ ◆36Q4AEz7xY :2008/11/23(日) 02:00:57
俺は納得しながら三橋を鍋から引き上げて助け出した。
鍋から出てきた三橋のケツには長ネギが奥まで刺さっていた。俺もそこには入ったことないのにチクショー
「お、俺君、オレを助けるよりも、あの人達を止めて。そんなことして試合に勝つ、なんて…」
咥えていたりんごをブヘッと吐き出すと三橋は俺にそう言った。

呂佳と利央の方を見ると、魔方陣の上に置いた鍋の周りを呪文を唱えながら踊っている。
「ああっ、だめぇなんか出ちゃう!!俺君止めてええええ」


「三橋!三橋は俺のチョコボ!!!」


ルパンダイブで服を脱ぎながら 俺のションベンを鍋に入れて台無しにしてやろうと


したが一歩遅く
鍋の中から野球の神様 TDNが召喚された。

「アッー!」

「おいそこの兄弟、そんな汚い手で試合に勝とうとはいい度胸だな。そこに座れ!!!」

TDNが仲沢兄弟に説教している間に俺は三橋を抱えて逃げた。
利央が「四つん這いになれば返っていただけるのですね?」と言ったせいで更に怒られていたようだった

その後、学食で「三橋たんのおしっこで炊いたご飯が食べたい」と呟いた奴に
三橋で出汁をとったラーメンスープをふるまったが、「三橋たんのおしっこで炊いたご飯じゃない」と怒られた。
贅沢物め。