俺「うつだしのう」

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444これからむかえにいくよ 代理
これまでの分はwiki2参照
※捏造注意
※適当注意


三橋が風呂に入るのを見届けてから部屋に戻った。
ちゃぶ台を見ると料理に手をつけた様子はなくビールの空き缶が一つ。
もう一つ田島が手にしている缶は汗をかいていた。
「待たせたな。」
冷蔵庫からビールを取り出し、ちゃぶ台をはさんで向かい側に座る。
田島は返事もせず俺を見返した。
間合いが取りたくなってタバコを取り出したが、今日は吸いすぎだと思い、内心舌打ちをする。
田島に勧めるという訳にもいかない。

俺はやめとく。
ホントかどーかわかんないけどさー、タバコ吸わないんで体力落ちないでいられんなら俺は吸わないよ。

高校野球が終わってタバコを吸い出した時、田島が言った言葉を思い出す。
いつだかあっさりと全国制はが目標だと言った時のように。
じりと劣等感に焦げる。
一応野球はしている俺。
神宮で活躍する田島。
その考えを押し潰すようにプルトップを開けて口を開く。
「お前らいつからああいう事してんの。
三橋もお前も彼女いたろ。
お前は大学で気になる子いるっつってたよな。」
俺を見ていた田島の顔の、口角が上がった。

「泉やっと聞いた。」


今日はこれだけ