俺「うつだしのう」

前回分の最後を修正したのでそこから

※適当注意、夏い注意　　　デジカメよく知らんので脳内補完よろしく

「三橋たんのおしっこが、あああ、もったいない…」
戯言を抜かす３人目の男に渾身の一発を食らわせると、そいつは三橋のちんこに向かって口を
突き出したままぶっ倒れた。
まさか直飲みするつもりだったのだろうか、このアホは。
「あ、阿部君、阿部君…」
三橋の口を塞いでいたタオルがずり落ちていた。そっか、それで喋れるようになったのか。
急いで三橋の手を解いてやると俺にしがみついてくる。
ボロボロと大粒の涙を落とす三橋の冷え切った体をぎゅっと抱きしめ、よしよしと背中を撫で
てやったがまだすることが残っていた。
俺は辺りを見回して奴らが使ったと見えるビニールテープを発見すると、男たちの手足をがっ
ちり縛り上げた。
床に落ちていたビデオカメラを拾い上げ、内蔵メモリとメディアをチェックして動画も静止画
もすべて消去してから記憶容量が０になったのを確認すると、一応メディアを取り出してズボ
ンのポケットに突っ込んだ。
息をすーっと吸い両手で持ったビデオカメラを頭上に掲げ、腹に力を込めてそれを思い切り床
に叩きつける。
たぶん壊れたとは思うが、腹の虫が収まらないのでまた床から拾って便器の中にドボンと落と
した。
俺のすることをただ目を丸くして見ていた三橋と目が合い、現実感が戻ってくる。
今頃になってガタガタ体が震えてくるなんて、これが火事場の馬鹿力ってヤツか。
携帯で花井に「体育館横の便所で三橋発見、怪しい奴らを捕まえた」と連絡を入れたが、やっ
ぱり怒られた。
これから大勢の人が来ると三橋の恥ずかしい姿がみんなに見られてしまう。
俺は取りあえずモップで床を拭き、きれいに洗って掃除用具入れに戻した。
へたり込んでいる三橋を立たせてやり、人が来ないうちにと体育館に併設されているシャワー
室へと連れて行った。

>>241

◇◇◇◇◇◇◇

「……どうやら失敗したみたいだな、救出に行くぞ。今日はもう撤収だな」
「そんな…三橋たんのハレンチ動画楽しみにしてたのに…」
「あれほど捕手に気を付けろと言ったんだがな」
「キャラの壁は越えられないってことか…」
「仕方ない、お約束ってヤツだ。俺は脳内動画で補完するよ。三橋たんの水着姿が２種類も見
　れたんだから当分燃料には事欠かないぜ」
「ＤＴ乙wwww、俺はそんなもんじゃ物足りないんだあああああっ！！」
「だが我々にはゲットした三橋たんのビキニがあるじゃないか、あれだけ三橋たんの肌に食い
　込んでいたんだから舐めたらきっと三橋たんの味がするぞ」
「それなんだが…ビキニがどこにも見当たらないんだ…誰に聞いても知らないって言うし、裏
　切った奴がいるのかもしれない」
「…あるいは俺らの知らないまだ見ぬ変態がいるのかもな…」