俺ら「見せてやるよ…黄金の夢って奴を!ウォオオォオオ!!」

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53部屋とみかミハと俺 ・代理
みかん大使の俺とは違う俺です
所々設定が被ってしまうと思う
みかん大使の俺ごめん
ぬこ飼った事ないから色々間違ってると思う
エロはなし

「っこいしょ」
声を出しながら段ボール箱を地面に置く。
親父くさいかなと思う。
なんだが腰が痛いし。
ドアを開けて実家から頂戴してきたドアストッパーをかける。
導線を確保して再び段ボール箱を持ち上げる。
段ボール箱の中身はみかんだ。
一人暮らしを始めてからこんなに大量のみかんを買うのは初めてだ。
それもこれも可愛いすぎるあいつが悪い。

「すいません。」
背後から急にかけられた声にびっくりしながら振り返る。
「俺田さん、宅配便です。」
あ、はいはい。
日に焼けたおじさんが段ボール箱を持って立っていた。
「ちょっと待ってて下さい。」
おじさんに声をかけてから印鑑を取りに靴を脱ぐ。
差出人は多分母さんだろう。この前米を送ってくれるって言ってた。

差出人はやっぱり母さんだった。
荷物を受けとり、台所へ運ぶ。
一緒にみかんの箱も。
実家からの箱を開けると中は米袋だった。
農家は爺ちゃんの代で終わったけど、近所付き合いの関係で今でも送ってくれるんだ。
ありがてぇありがてぇ。
54部屋とみかミハと俺 ・代理:2008/11/17(月) 01:20:31
ついでにみかんの箱も開けてしまおう。
八百屋からの箱を開けると中にはみかんと薄茶色の毛糸玉…え、毛糸玉!?
よく見るとそれはふわふわした毛の子猫だった。
か、かわいい!!
でもどこで紛れこんだんだよ!!
宅配便の時か!?
あのオッサンがやったんか!?
そっと指を伸ばして撫でてみる
子猫は寝返りをうった。
えぇぇぇっ!?どゆこと!?

すぅすぅと寝息を立てる薄茶色の柔らかい毛色の子猫は、
みかミハだった。





ここまで