阿部「三橋は俺の肉便器」

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473積ん読本の俺・R
俺を拉致した男は、まだ三橋が裸のままでぐすぐすと泣いていたのに特になだめることもなく、三橋の部屋から出て行った。
なんという酷い人間なんだろう。
反省の色はまったくないようで鼻歌など歌いながら自宅に帰還し、母親が用意した晩飯を美味そうに平らげ、風呂に入ってさっぱりするとごろりとベットに横になり、今は俺を読み始めている。

俺を読むのは三橋だけのはずだったのにこのいけ好かない奴に読まれるハメになろうとは…
不愉快この上なかったがただの本の俺はこいつを懲らしめることも三橋の家に帰ることもできない。
…くそう!早く読み終われ!!
俺は、積ん読のままでいいから三橋の傍に戻りたいんだ!
三橋は、今頃どうしているだろう…。もう泣き止んだだろうか。
あんな無理矢理犯されて…身も心も傷ついているに違いない。

「すげえwwwこいつ激アツwww」
三橋を心配している俺の気持ちなど知るはずもなく、こいつは俺に書いてある内容に喜んでいるようだ。
読みやすいのか読むのは速いのか、こいつはパラパラとページをめくるから案外早く戻れるかもしれないと思っていた時。
ページとページの間から何かがハラリと落ちた。

写真…だ。写っているのは…
顔の上に落ちた写真を手にとった男は、俺をベットサイドに置くと写真をじっと見つめ、俺の上にその写真を重ねた。
男は、しばらく黙ってベットに腰をかけていたが、やがてズボンをズリ下げちんこを取り出しシコりはじめた。
デカチンだなこいつ。三橋きっと痛かっただろう…
インポになればいいのに、と心の底からそう思った。
474積ん読本の俺・R :2008/11/08(土) 18:23:19
>>473

「…くっ、…三橋…!!」
やがて男がうめいた。
ちょっとまて。お前、今、三橋って言ったか!?
「……三橋…」
間違いない。三橋がおかずでオナニーだ。
男は、後始末をすると一旦、部屋を出て、戻ってきて電気を消し就寝した。

俺は、毎日少しずつ読み進められ、昼間はベットサイドに置かれていた。
阿部隆也(名前がわかった)というこの男は、野球部なのは三橋と一緒のようで、帰ってくるとすぐ眠るか何かスコアのようなものをいじるかしている。
そしてこいつのオナニーネタは、やらしい本でスタートしてもフィニッシュは三橋だったのだ。
ダメだ…こいつ早くなんとかしないと

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一週間ほどたった日、俺は教科書やノートの奴らと一緒にかばんにしまいこまれた。
返却の予感!!!!
長かった監禁生活もこれで終わりだ。

「やっと三橋のところに戻れる」
おもわずそう漏らすと阿部ノート俺が「よかったな」と一緒に喜んでくれた。
阿部教科書俺は、「三橋ってあのバカか」と鼻(背表紙)で笑ったので無視したが。
教科書ってのは、プライドが高い奴が多いような気がする。
三橋教科書は、活用されないことに傷つき、完全にやさぐれ、ナイフのようになっていた為とても触れらたもんじゃなかったな。
俺も読まれなかったけど、あんなふうにならなかったのは俺を買った人間が三橋のことを好きだったからだと思う。