三橋「アッ阿部君・・・何かお尻に入ってるんだけど」

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774ちょうちょ三橋がくも阿部に
※掃除のおばさんがバルサンをたこうとしている

「あら、ここじゃないわね」
掃除のおばさんは部屋を間違えた事に気づき、部屋から出て行きました。
一方二匹は‥
「なあ、お前らってみんなこんなんか?」
「え?」
「真っ白い羽してんのかって聞いてんの」
くも阿部はちょうちょ三橋の雪よりも白い羽が気に入りました。
「あっ‥、ち、ちがうよ!みんなは虹色で、きれいな羽、だ‥、
色がつかなかったのは、オ、オレだ、け‥」
ちょうちょ三橋の目はジワッと涙で潤っています。
「何で泣くんだよ。お前の羽、目立ってかっこいいよ!」
「‥あ、阿部くんは、優しい、ね。俺の羽誉めてくれたのは、修ちゃんと、阿部くんだけだ」
「‥‥修ちゃんって誰だよ?」
「修ちゃんはね、とってもキレーなちょうちょになったんだよ───」
ちょうちょ三橋が懐かしそうに語る幼なじみの話を聞いていると、
くも阿部はジェラシーを感じました。
なかなかサナギからかえらない三橋を誰もがくたばったと思って諦めていた時、
立派なちょうちょになっていた修ちゃんは、サナギ三橋の隣から離れなかったのです。
「──それでね、ちょうちょになったオレの姿みて、泣いて抱きついた。フヒッ」
「おい、そん時お前裸だろ?」
くも阿部は我慢できなくなって話を割りました