三橋「アッ阿部君・・・何かお尻に入ってるんだけど」

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366青春ゲーマー ◆.avjWJgq0M
俺の友人はゲーム会社に勤めている。奴はいつも金欠で、俺はしょっちゅうメシおごってやったりいろいろ面倒を見てやってる。
なぜかと言えば、発売前のゲームや、ヤバすぎてポシャったエロゲの試作なんかをやらせてくれるから。
バレたら奴はクビだけじゃすまないだろうし、俺もすべてそいつになすりつけて逃げられるか微妙だ。だから全部極秘。
今回は家に仕事関係の人間(うち2名は女)をノリで呼んでしまったらしく、どうしようもなく散らかった部屋を一緒に掃除してやることになった。
報酬は発売が待望されてる操作型のエロゲ試作と、その他R指定ゲーム数点だった。

この国じゃ、赤ん坊以外の国民ほぼ全員が首か頭に穴をあけて端子をつけている。脳に直接信号を送るためのものだ。
人間同士で繋いでロックを解除すれば、視覚・聴覚・触覚など他の者が感じた五感情報を得ることができ、ある程度の感情も交換できる。
ソフトだと、まず実際にその場に採取者が立って脳にケーブルを繋ぎ、五感で感じ取った情報を信号に変えて保存、その情報を読み取るわけだ。
地理の授業など教育関係、動けないお年寄りにいろんな風景を感じてもらう福祉関係、医療系から、普通に擬似旅行まで何でもある。
当然、エロソフトも多い。
通常の意識を保った状態で音と目の前に下ろしたモニタに映る視覚情報を得るだけのモードから、夢を見てる状態でトリップできるモードまで段階も選べる。
ゲームではアドベンチャー系とロープレ、一部のスポーツやアクション系は発達した。
敵にやられてほんの微細な衝撃、魔法をくらってわずかな電流なんかを感知し、ビクンビクンなってるのを見られるのはマヌケだが。
プレイヤーが実際に体を動かすわけではないので、アクションが大きくパターンも多すぎる格闘系は相性が悪い。
実現不可能なシューティング系とか、どこでも手軽にできる携帯ゲームなど、そういうのは旧時代のハードも生き残ってる。
エロゲは攻略性があるかないかの違いだけでエロシーンは一本道、エロソフトと同じようなものだった。
二次と三次の融合は難しく、二次オタはドールシリーズやボイスロイドに流れた。
オリジナルの声優の声を完全解析して、自在にエロい言葉を言わせつつ精巧なフィギュアにあれこれするらしい。俺はあんまり興味ない。

で、操作型のエロゲは、これまでと違って女の子をある程度自分の好きにできるそうだ。
今までも女側の感覚を選べるようにしたものや、痛覚がヤバいらしいSMとかマニアックなのもあったが、これは話題になると思う。
どこ触っても感触がちゃんと伝達されてきて、それに対する反応もいちいち…中の人、乙。
さ、2時間ほどトリップさせてもらおうか。



いやーコレすごいわ。試作だけどありがとう。連休だったからエロゲ3つ選んで1周ずつ試したが、どれも想像よりずっと自由度が高かった。
パッケージがエロくないのも2つばかりある。1個はR16のアドベンチャー、ああグロ有でR指定なのか。
もうひとつは…スポーツ?いや、シミュレーションぽいのかな。高校野球…どうやってこれをR指定にすんだよ、バットで殴り合うんか。
アドベンチャーはすでに発売された新作で長そうだから置いといて、休憩にこっちを軽くやってみるか。