阿部「オレの朝勃ちデカマラはどーよ?」

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662影法師
>>658-661      ここまで

「三橋…もう犬はいいからさ、また前みたいにしよう。つーか、ちゃんと付き合おうぜ。
 今だって付き合ってるみたいなもんだしさ、俺で…いいだろ?」
「だって、阿部君、違う オレ…」
「お前が俺を好きじゃなくても別にいーよ。俺、こんな状態で他の奴に目なんていかない
 と思うし」
「違う、違うんだ、阿部君は ダメだ…」
目に涙を滲ませて首を振る三橋に苛立ちが募る。
「じゃあお前は俺じゃない奴にまた『お願い』するのか!」
語気を荒げて言い放つと三橋がビクッと震えた。
「…しない。阿部君 だった、から…」
「そーだろ、俺だってなあ、キライな奴ならチンコ勃ったりしねーんだぞ、そこんとこわ
 かっとけよ」
「…うん」
ようやく体の力を抜いた三橋としっかり抱き合い、唇を合わせて舌を絡めた。
「……ん、ふっ」
思う存分口内を舐って舌を引こうとしたら三橋の方が追いかけてきた。
いつまでも飽きずにキスをしている俺たちの横で、投げ出されていた三橋のバッグから携
帯の着メロが流れてきた。
鳴り続けていたそれが止まり、しばらくしてから今度は俺の携帯が鳴り始めた。
俺たちは二人ともお互いを貪るのに夢中で電話を無視してしまったが、この時はよくある
些細なことだと気にも留めていなかった。