>496 おやすみはし。
それを確認し、阿部さんが転がって仰向けになる。
「うー」
弄られてた肛門の余韻のせいか、三橋のチンポは半勃ちで歩きにくそうに近づく。
「いけるだろ?」
ニヤリとした阿部さんの背後に飢えた狼を見て、俺は戦慄する。
もう止めて、三橋はまだ目覚めたばかりよ!と訴えたかったが、未挿入だと怒りそうだし黙っておく。
うん、俺は事なかれ主義だ。
ゆっくりと近づいても広くもない部屋だ。三橋はすぐにベッドに辿り付き、よたよたと登る。
「で、では」
ローションの残りを阿部さんのチンポに塗りたくった。
直腸内の薬剤と、阿部さんの先走り汁で十分だと思うんだが、やっぱり初めてだと普段なんだろう。
それぐらいの保険は掛けたって何の問題も無いしな。
そして、阿部さんの指示どおり、跨った。
「そうだ、いいぞ。三橋」
うひひと、ようやく笑顔を見せる。
「そして、しゃがむんだ」
スプリングの効いたベッドの上だ。またバランスを崩さないように三橋は慎重にしゃがむ。
和式便器に座り込む、所謂ウンコ座りになった所で阿部さんが手振りで止める。
フル勃起の阿部チンポは射程範囲だ。
二人の穴と棒の位置を調整する。
三橋は片手を阿部さんの腹に付き、片手を阿部チンポに添える。
全身を震わす三橋のその両手に、阿部さんがそっと手を重ねた。
ハッと三橋が阿部さんの顔を見る。
無言で阿部さんが顎をしゃくる。
「うう」
三橋は怯んだ。目を閉じて、深呼吸する。
目を開けた時、怯えは影を潜めていた。
「いいいき、いき、ます!」
宣言して、ゆっくりと腰を落としていく。
「んっ」
チンポが肛門の皮膚に触れる。