あわび「三橋たんとFACK!」

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304fusianasan
三橋が俺の方にむけて白い尻をさらけ出している。
最近寒くなってきたせいもあり、まだ暖房もきいていないこの部屋で尻を出しているのは見ているだけで寒そうだ。
しかし問題なのは三橋の体温。
今朝起きたら寒気がしていたらしく、心なしか顔が火照っている。
三橋のおばさんが外せない仕事のため、三橋家が横の土地に家を買ったときから懇意である俺に様子を見てもらうようお願いされたのである。

高校が始まった頃はたまにキャッチボールもしたが、最近はめっきり顔を合わすことがなくなった。
俺の方も大学最後の年が始まったこともあり、大学とは違うところで忙しく走り回っていた。
そんなときに久々に会えた隣の高校1年生というのは、なんだか幼く遠く感じられて、どこかはがゆさも通わせていた。

「三橋ー、大丈夫か?尻しまってていいんだぞ。」
三橋家の体温計が壊れており、なぜか俺の家にあった水銀の体温計で体温を測ることになった。
この寒い時期に冷やされたガラス棒をそのまま使っては体に悪いのではないかと考え、少しあたたまるまで俺の手の中で温めている。

それにしても体温計は脇に入れるものだと思っていたのに、なぜかこの高校生は尻に入れろと言ってきた。
話を聞いてみると、その昔貧乏だった頃水銀の体温計しかなかったらしく、それを尻の穴に入れて体温を測っていたのだとか。
そういうことは子供だけがするもんじゃないのか?と思ったが、何やら三橋の必死な様相に根負けして了承した。
305fusianasan:2008/10/30(木) 00:08:54
>>304

それにしても体調がふるわないくせにその時の三橋は必死というか、気が弱いくせに一生懸命言葉を発していた。
そんなに尻で測りたいのか。尻で体温を測ることにこだわりがあるのだろうか。
「だ、大丈夫です。」
薄茶の頭がもぞもぞと動いた。
案外、頑固なところがあるんだな。
細っこくて頼りない風貌だから、男っぽいところがあるのは兄気分の俺としては嬉しかった。

「もうそろそろいっかな。あんまり暖めすぎてもだめだし。三橋ー、入れるぞ、いいか?」
「はい、いいです、よー」
やられる方としては準備万端らしい。
入れる方の俺としては例え男といえ、それなりに成長した他人の尻穴を真剣に見るというのはちょっと勇気がいる。
しかもそこにガラス棒を突っ込むというのだからさらに緊張してくる。
しかし体温計を尻に突っ込むというだけで緊張しているなんて、なさけないこと思われたくない。
俺は何食わぬ感じをよそおい、三橋の穴めがけてガラス棒をさした。
「ふぐっ」
「わりっ。痛かったか?」
慌てて若干抜いて声をかける。
「大、丈夫なんですよー。…そのまま、お願いしますっ」
お願いします、か
「お、おおー。んじゃ、いれるからな。」

というところで一部地域