阿部「ふんばれ三橋!」

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511fusianasan
>100 風邪気味だ……。ナース三橋、看病して。と言う訳でおやすみはし。
答える代わりに、三橋の頬が窄む。
あの大きな口から見事に隙間がなくなり、真空状態になる。
まるでお手本のようなバキュームフェラだ。
「うう、うあっあぁっ」
阿部さんが唸るように喘いで、果てた。
眉を寄せながら三橋の喉仏が大きく上下する。
「どうだ、旨いか?」
自信満々の阿部さんの笑顔に、三橋は微妙な笑顔を返す。
「熱いの、いっぱい来たッ!」
一拍の間の後の返答に、阿部さんは満足そうだが、それは事実を述べただけで、三橋自身の感想じゃないよな。
さっき不味い不味い言ってた精液がいきなり旨くなるわけないもんな。
やっぱり苦かったんじゃねーの、と疑いの目で見てしまう。
いや俺だって、フェラは勿論クンニもそんなに好きじゃないからやりたくないし、三橋の気持ちは分かる。
自分の体液を飲まれるのは嬉しいが、他人の体液は飲みたくない。
まあ愛玩人相手とは言え、そこまで自分勝手なセックスは出来ないけどな。
なーんやかんや言っても愛玩人はどーしよーもなく可愛いから遣り甲斐満点だし。

阿部さんが三橋の唇に指を当てる。
プニプニとその感触を楽しむように、なぞっていく。
「柔らかいな」
静かに目蓋を伏せる三橋の顔に阿部さんが顔を寄せる。
「ん」
触れたと思ったら離れる軽いキスだ。
「やっぱり柔らかいな」
三橋が自分の唇に触れる。うひっと笑う。
「あ、ありがとう」
そして、ひらりとベッドから降りる。
「お、おい?」
珍しく慌てたように阿部さんが手を持ち上げる。
「隆也、あ、あのー横、横になって!」
「ん?あ、ああ!」