>231 もうすぐ月曜だな……。
同じように育てても、思いもかけない人格になるよりは、同じ中身なら容器も同じ方がぴったり嵌まる。
そっちの方が確実に好みに仕上がるのは分かる。
だけど、納得いかん。
俺がそんな風に考えちゃうのも、遺伝子の差で多少の個体差が出ても、自分好みに愛玩人を仕立てられる手腕は有るからだろう。
親方は優秀なプログラマーだし、俺は優秀な調教師なんだ。
ってのは、ちょっと調子に乗りすぎか。
三橋は爪の先で阿部さんのチンポの裏筋を緩く引っ掻く。
阿部さんの眉間に皺が寄る。
ふひっと三橋が笑う。
「怖い顔、してる、です」
「地顔だよ」
笑みを深くし、三橋は軽く曲げた人差し指と中指でチンポを挟み、上下する。
唇だけで亀頭に刺激を与える。ちゅっちゅっとわざと音を立ててキスをする。
「隆也の、おっきいねー」
三橋の言葉に阿部さんは眉間の皺はそのままにニヤリとする。
悪役ばりの笑顔だが、三橋は怯える事もなく、唇をチンコに押し当てチュルルッと先走り汁を啜った。
んー、と少し難しい顔になる。……やっぱり、苦かったのか。
「どうした?」
阿部さんが気遣わしげに三橋の頬に手を当てる。
「んー、なんでも、ない、です」
にっこり笑った三橋はチンポに目を落とす。
「い、挿れ、たいっ!」
阿部さんが時計を見上げる。まだ10分ほどある。
残念そうな顔に、三橋も見上げて、あー、と呟く。
「ともかく口でしろ。次もすぐ勃つ!」
阿部さんが力強く断言した。その強い調子に三橋はビックリして、一瞬固まって、すぐに笑顔になる。
「お、おおっ!」
小鼻を膨らませて、小さくガッツポーズを取る。
顔をチンポへ近づけて、鼻を鳴らして匂いを嗅ぐ。
「エッチな匂い、だ」