阿部「貴方と違って自分を客観的に見れるんです」

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http://set.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1224682949/919 おやすみはし。
三橋は目を細めて、ツンと口を突き出す。
「なんだ、その唇は。けしからん」
言うなり、三橋の口を阿部さんが捻る。
「んっ」
反射的に逃げようとする頭を掴み、阿部さんは唇と唇をぶち当てる。
「ぅあっ」
最初は唇を押し付けあうだけだったのに、どちらからともなく口が開き、舌が相手を求めて出てきた。
相手の中に侵入し、自分の優位を競う為に絡まりあう。
じゅるっじゅるっとお互いの唾液を啜る音がして、だが舌の動きは止まらない。
「にゅぅっ、んっ」
三橋の腕はいつの間にか、阿部さんの首に巻きつかれている。
一瞬離れたかと思うと角度を変えて、またキスをする。
「うぐぅ」
まるで口と口とでまぐわう様にどろどろに濃いキスだ。
三橋は必死で阿部さんにすがり付いている。
「あ、あぅ、たっ、や」
ん、と三橋が軽く身震いをする。
顔を離して下を見る。
「た、勃っちゃった、です」
「ははは、こやつめ」
お互いの腰を抱きながら、鼻を擦り付ける。
うひひ、くっくっくっと気が合ってるのか合ってないのか、笑いながら、軽いキスを何度もする。
たどたどしく、三橋が阿部さんの上着のボタンを外していく。
上着を脱がすと、阿部さんの程よく引き締まった腹が顕わになる。
薄く脂肪の乗った腹に比べると、三橋の腹はぽにょぽにょだなあ。
それにしても、やっぱり阿部さんにも臍が無い。
「DB(デザインボーン、遺伝子操作を受けて生まれた人間を指す)か」
口の中で呟く。

臍は胎盤から臍の緒を通じて栄養を貰う為の物だ。
培養房で造られる三橋他、愛玩人のほとんどはその為、臍が必要ないので、存在しない。