>498 今日はこれだけ。
その瞬間、阿部さんは口からチンポを出して、顔面に三橋のザーメンを浴びた。
ピピュピュピュッと出た量は、流石に初めてだからか、レンよりも大分と少ない。
勢いよく立ち上がった阿部さんは座ったままの三橋を見下ろす。
「三橋」
初射精に呆けた様子の三橋はすぐに我に返る。
「は、はひっ」
慌てたせいで返事が噛んでいる。
「舐めろ」
阿部さんは腰を折って、三橋に顔面に近寄せる。
「え、あ、はい」
三橋は手を膝の上に乗せたまま、口を薄く開き、舌を突き出す。
フルフルと震える舌はゆっくりと阿部さんの顔に近付く。
今にも精液が垂れ落ちそうな顎に触れる。と、一気に三橋は顔を離した。
「変っ味、変ッ」
涙目で眉をしかめる三橋の顎を阿部さんが掴む。
「我慢して舐めろ」
「だ、だって、味、変だよ?」
「変、じゃなくてこれは苦しょっぱいって言うんだ」
「苦しょぱい」
「おう。舐めろ」
命令に、三橋は緩く首を振る。
「苦しょぱい、やだぁ」
阿部さんの眉間に皺が寄る。
「みーはーしー。お前、自分で汚した物もキレイに出来ないのか?
駄目愛玩人か?そんな駄目愛玩人がうちで愛玩されると思ってるのか?」
うう、と三橋の眉が下がる。
一拍の間があり、観念したようにギュッと目を閉じて舌を出す。
「目を閉じたまま、舐められるのか?」
濡れた瞳を恐る恐る開く。その舌は阿部さんの頬に触れる。
そのまま、一気に頬へと舐め上げる。
舐めきった三橋は、苦い物が付いた舌をどうしていいか分からないと言った感じにアワアワした。