http://set.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1223648509/556 「いいっすねー」
普段の食事は愛玩人に作らせるが、今日はチップと言う収入申告不要の金がたんまりあるもんな。
そのまま店を閉めて、珍しく愛玩人を引き連れて俺達は夕飯に出かけた。
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11月11日(火)曇り
今日から二泊三日でレンはレンタルされた。
金持ちって凄い。俺も金持ちのうちの子に生まれたかった。
目に虫が入って一日ゴロゴロしていた。
夕飯は焼肉だった。旨い。
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ルルルルル、ルルルルル、ルルルガチャッ。
ルリが鳴り出した電話の受話器を慌てて取る。
「はい、佐藤愛玩人工房です……って、レンかぁ。あ、電話替わるね」
俺は受話器を受け取る。
「おお、レンか。どうだ、旨いもん食わせてもらってるか?」
「うん、昨日の晩、ステーキ、だったよ」
「おうそりゃ素敵だな」
「うん、うっあぁ、あはっ」
「どうした?」
「何でも、ぅあっ、なんでもない、です。はぁん。
きょ、きょぉおお!のおぉ、夕飯ッあ、お、オムレツぅ、だった」
「うまかったか?」
「ぁぁやめ、隆也ッ、あ、違う、うん、ふわふうっんんん、フワフワで、美味しかった、です」
「そっか、良かったな。他になんかあるか?」
「ない、あっないですぅ」
「じゃあ明日の夕方には帰ってくるんだよな。気を付けろよ」
「うんっあっひゃぁ!」