三橋「わー900だー」

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216超熱血なおおきく○りかぶって
次は菊穴の4番バッターです。
(まずは外角下だ。速球でいってみるか…。)
三橋君はかなりギリギリの際どい所に投げました。
(よし、バッター手が出なかった…!あれ、待てよ…。そういえばさっきも外角に手を出さなかったような気が…。)
阿部君はいやな予感がしましたが三橋君に内角上のスライダーを要求しました。
「カキーン!」
菊穴の4番はナイスヒットで一塁へ走り出しました。
サードの田島が上手くとり4番は一塁で止まりました。
(ちくしょー。あいつ内角狙ってたのか。でももう点は取らせないぜ!)
阿部君は意気込みました。
そして5番バッターが颯爽と登場しました。
かなり馬鹿でかい身長です。推定186センチはあることでしょう。
ですから三橋君は5番バッターをみただけでビビりまくりました。
(アホ!ビビるな!確かにデカいがストライクゾーンもその分デカい。下を狙っていくぞ!)
しかし菊穴のバッターはボカスカ打つタイプが多いのでピッチャーよりに立っています。
ピッチャーよりにたつとボールは見えにくい分変化球の変化が余りしないのです。
それが誤算にならなければいいのですが…。
217超熱血なおおきく○りかぶって:2008/09/26(金) 20:00:31
>>216

(よし…。ここでフォークを使ってみよう。三橋、フォーク外角だ。)
三橋君は星野の教えでフォークを打てるようになっていました。
フォークは下に落ちる球なので今の状況にうってつけです。
三橋君はこくりと頷いてフォークを投げました。
「カキーン!!」
しかし5番バッターは見事にそれを打ちやがりました。
(な、なんで…。)
阿部君は愕然としています。
投手の三橋君はショックで倒れそうになっています。
不幸なことが起こった原因はバッターが前に立っていたこと。
三橋君のフォークがまだ少し未完成であまり変化しなかったこと。
そして三橋君事実がストライクゾーンに入るか心配だったので甘めのコースに投げてしまったのです。
何よりも一番大きいのはさっき3点をとりリラックスして打つことが出来たからです。
バッター1・2塁またまたピンチになってきました。