>>216 (よし…。ここでフォークを使ってみよう。三橋、フォーク外角だ。)
三橋君は星野の教えでフォークを打てるようになっていました。
フォークは下に落ちる球なので今の状況にうってつけです。
三橋君はこくりと頷いてフォークを投げました。
「カキーン!!」
しかし5番バッターは見事にそれを打ちやがりました。
(な、なんで…。)
阿部君は愕然としています。
投手の三橋君はショックで倒れそうになっています。
不幸なことが起こった原因はバッターが前に立っていたこと。
三橋君のフォークがまだ少し未完成であまり変化しなかったこと。
そして三橋君事実がストライクゾーンに入るか心配だったので甘めのコースに投げてしまったのです。
何よりも一番大きいのはさっき3点をとりリラックスして打つことが出来たからです。
バッター1・2塁またまたピンチになってきました。