俺「ｵﾗｵﾗ!ｳｸﾞｲｽのｳﾝｺ顔に塗ってやんよ」

しまむらついでにニュース記事改変　　流れもかえたい…　　保管×

　西浦高校の投手三橋廉君が１０日、不審な男に追いかけ回されるハプニングに見舞われた。
　秋季戦に出場した三橋は、会場内で突然、不審な若い男から婚姻届へのサインを求められ、帰り際もしつこく追いかけられた。
　大会での思わぬ出来事に、いつもの笑顔はなかった。

　あまりの恐ろしさに顔がこわばった。先発登板した三橋は「チームに良い流れを作ろう」と奮起した。試合後、ハプニングは起きた。

　試合後、三橋は球場内の１階にあるトイレへ。
　２階観客席から黄色みがかったメシが盛られた茶碗のプリントＴシャツ姿の２０歳代とみられる男が、かばんを提げたまま三橋の後を追った。
　男はトイレの中で三橋に声をかけ、「ここにサイン下さい」と婚姻届を広げて見せた。
　あまりに唐突なプロポーズに、１６歳の三橋は大困惑。あわてて走って、試合会場へと戻った。
　三橋は試合後、「婚姻届を初めて見ました。こんな形で見るなんて…。怖かった」と苦笑いを浮かべながら恐怖体験を打ち明けた。

　悪夢はそれだけでは終わらない。取材を終えて帰ろうとした三橋を、同じ男が会場内で密着マーク。
　それに気づいた三橋は、リュックサックを背負ったまま、全力で会場内を駆けた。
　他の学生が会場の後かたづけをする中、男も猛ダッシュで階段を駆け上がり、先回りして２階の出口へ。
　三橋は別の出口を探して必死の形相で１階のコートへと駆け下り、チームメイトとともに裏口から会場を後にした。

　正面玄関から外に出た男は、裏口に回った三橋の姿を見つけると、生け垣を跳び越え、裏口に回ろうとした。
　それを目撃した野球部の百枝監督が男を呼び止め、約１０分間にわたって口頭と金剛輪で厳重注意。
　男は、同監督に「好きだ、と伝えたいだけ」と説明。同監督は「こんなことをされたら、廉ちゃんが試合に出られなくなる。何かあれば私が聞く」と話し、警察には行かず男を帰した。

　三橋が参戦した学生大会。入場料は一般６００円、学生４００円で高校生以下は無料。学生連盟主催とあって予算の都合もあり、警備員はほとんどいない。
　多くのファンが観戦したが、場内に観客と選手の仕切りはなく、接触可能な状況だ。三橋は１５日の試合にも先発予定。
　同監督は今後の対応策として、応援団の男子に三橋の警備に当たらせることを検討している。