アベ「ところで俺の体毛を見てくれこいつをどう思う?」

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853fusianasan
>>823
「いやっ、だ……やめっ……」
いい加減にしてくれ、と身をよじる。だが、触れてくる手は着ていたシャツまで捲り上げ、淡い色の突起を二つ晒してしまった。
「ど、して……オレは男なのに……はぅっ、ん……」
男の節くれだった指が胸の頂きの粒を摘み、くにくにと揉み潰す。指の腹で摩擦され、こねられる度に腰がひくんと揺れる。
日頃から慣らされた身体は敏感で、細かな指紋に引っ掛かる僅かな刺激にさえ反応してしまう。
「…………」
「なんで、なんも言わない……っぁ、くぅん……も、そこばっかり……」
指からの刺激で乳首はみるみるうちにいやらしく赤く染まり、男にしては白い胸板の上にこじんまりと色付いた。
「も、やめ……気付かれちゃう、から……」
この空間が異常なのは、男である三橋が責められていることだけではない。三橋が甘く吐息を漏らしている場所は、満員電車の中であり、前後左右どこをみても人でびっちりと埋まっている。
そんな場所で男とは言え半裸同然で胸を愛撫され、羞恥を感じないはずがなかった。もちろん身体をくねらせて抵抗するが、隣に立つ乗客を配慮して弱々しいものになってしまう。
「はっ、も……やだ……やめてくだ、さ……っっ!?」
三橋の顔が青ざめる。男の手は確かにまだ胸を弄っているというのに、新たにベルトを剥ごうとする二本の腕の存在を確認したからだ。
「あっ、ぁ……ふぁ、いや……こんなところで、そんなのやめ……っ」
ズボンの隙間から潜り込んだ男の腕が、下着の上から恐怖で萎縮した性器を揉み込んでくる。
その巧みな動きに三橋の陰茎は直ぐに固くなり、パンツの中でぴくぴくと脈打った。
「あぐぅ……イヤだ……もっ、はぁぁ……ッッ、ん……ぅぅ」
漏れそうになる嬌声を手の甲を噛んで抑える。それが気に食わないと言わんばかりに男の手の動きが性急になる。
「あひゃ……やぁ、やー……っ、んくぅ……も、ダメです、から……っ」
片手で竿を扱かれ、対の手で先端を揉まれて喉が引き攣る。亀頭からはとろとろと先走りが垂れ流しになり、男の手をしどとに濡らした。
「…………」
「あっ……くぅ、やめ……近付けない、で……っ」
濡れた男の手をいきなり鼻先につきつけられ、自らが分泌したカウパーの臭いを嗅がされて目尻に涙が浮かぶ。

そして終わる。
保管なしで。