ナース「お注射はいりまーす」

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211fusianasan
もいっちょ

※偽ダイチ注意

ホッホッホッ。
早朝の澄み渡った空気にオレの白い息が単調に浮かぶ。
今朝はやたら調子が良く、いつもランニングしている川沿いの道を何も考えずひたすら進む。
100メートルほど先にかかっている橋をゴールにしよう。
「うおおおおおおお!!!」
オレは雄たけびをあげ、一気に駆け抜け見えないテープを切りゴールした。
最高に気持ちいい。
しばらくその場で足踏みをした後膝に手をつき、首にかけていたタオルで汗を拭う。
冬の日の出は遅く、あたりはまだ薄暗い。
誰もいないのを確認するようにぐるり周囲を見回すと、視界の端にぴょこんと突きでた白くて丸いおいしそうなものが掠めた。

なんじゃあああ!!
喉まででかかった叫びを押さえて再度確かめる。
道を降りた先、丁度橋脚のあたりにジャージの下半分を脱いで尻を突き出すように蹲っている姿が見えた。
「ん゛むーぅ、ん゛むーぅ」
「うお! たっ大変だっ!」
ぷりんぷりんの桃尻がうめき声にあわせて小さく揺れている。
よくわからないが辛そうだ。
オレは一気に土手を飛び降りると橋脚のあたりまで駆け寄った。