三橋「関係ないね」

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90弥次喜多
※適当すぐる

時代は多分江戸くらい。三橋と俺は、風流な人間だから、二人で旅に出る事にした。
「俺くーん、今日は向こうに見える宿に泊まろう」
「ああ、そうすっか」
初老の老人が店番だった。
「実は百銭コースと零銭コースがありまして」
「零?」
「はい、お泊まりはタダになります。しかしながらセックスをして貰い、
そちらの趣味の方がその様子を覗くという画期的なシステムです」
幸い三橋は店に置いてある風流品に夢中になっていた。
全くどこまでも風流な奴だな。
「零銭コースで」
店番の男はにやついた。助平め。