通行人「iph○ne購入待ちの行列長いですねー」

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222偽りの螺旋・三星の場合
今から出掛けるから、今日は多分もう来ない。
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その俺の耳に、叶さんの声が入ってきた。
「じゃあ、始めようか」
はい、とレンが真剣な声で返事をする。間髪置かず、わざとらしく空咳をし始める。
「先生、オレ、なんだか、風邪、引いた、みたいです」
見事なまでの棒読みなのだが、叶さんは気にしない。
「おいなんだよ。患者さんに風邪を伝染したらどうするんだ。診るから、そこに掛けなさい」
「は、はいっ」
レンがぴょこんと診察ベッドに座る。
俺が今座っている椅子に座らせたかったかなと思ったが、仕方が無い。
それを言い出したら、俺自身がこの部屋から出た方が良かったかもしれしな。
ま、本当に嫌だったら言ってるだろう。
「じゃあレン君。前を開けて」
首もとの単なる縫い目だと思ってた所からレンはチャックを下ろし出した。
それはそのまま、スカートの裾まで降りてしまった。一気に前が全開になる。