肌寒くなったこの季節に、隣に丑ミハを座らせてただじっと虫の音を聞いていたい
月明かりがきれいな夜は、丑ミハの透けた肌に月光がまぶしいんだ
俺のまだ少し汗を含んだ肌とは対照的な涼しい肌がとなりにある感じがする
すぐそばに丑ミハがいることが嬉しくて、風は冷え始めてるのに不覚にも俺の体中が丑ミハの気持ちで暖かくなってる
でもそのギャップが心地いい
ちらりとのぞいた丑ミハの顔が嬉しそうで、その顔がなんだか無性にくやしくて触れないとわかっていて、俺のじっとりむっちりした体で無理矢理抱きしめてやるんだ
俺は空をかいてぎゅっと腕を胸の前で組む形になる
丑ミハは触れていないのに俺 君気持ち悪いっとか生意気なことをいう
だからなおさらムカついて空に逃げる丑ミハをとっつかまえようと腕を振っていたら
丑ミハの帯に俺の手がひっかかって月明かりを背に丑ミハの着物がゆっくりはだける
俺は突然のことにぽかんとしながら丑ミハの裸体に見とれていた
着物端からちらりと乳首が見えたと思った瞬間
突然がつんという衝撃におそわれる
最後に満月みたいに丸いタライが視界の端に見えた
職人でもない俺が理書いてみた