尚江「どうして廉のパンツだけなくなるのかしら？」

×月○日
件名：趣味

部の発足時は同学年のみで活動を始めたので、俺らの学年は相当仲が良いほうだと思う。特に苦手
な奴もいないし、誰と組んでも困ることはない。全員で練習に打ち込んでいることは勿論だが、や
はり公式戦で共に本気で勝利を目指すことを繰り返しているのが団結を生んでいると思う。１試合
で蓄積される経験値はいくら練習しても得られない貴重なものだ。
この結束があるからキツイ練習も耐えることが出来るんだと、最近の俺はつくづく実感している。
そうやって打ち解けるとシモの話も開けっ広げになるのは俺らがまだ血気盛んな男子高校生なんだ
という証拠だろう。
ｍｚｔｎがあほな妄想をするのは予想の範疇だが、普段冷静でここと言うときに熱いハートを見せ
る１番バッターのｉｚｍが割りと具体的な妄想ストーリーを捏造しているらしいことには驚いた。
案外とあいつも阿呆だ。
俺にも水を向けられたので正直に答えたら思い切り引かれて不本意だったが、唯一ａｂだけが俺と
同じで安心した。ただあいつの白肌が好きってのは恐らくｍｈｓのことだろうと思うと少し引く。
俺の好みはａｂの発言に注意が向いたおかげでばらさずに済んだ。さすがに乳首にのみこだわりが
あるのは隠しておきたい。男なら本当に大事なことは口に出すべきではない。