三橋「ほんとのパイパンになれるかも?」

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565384をめぐる冒険・代理
>>362
部屋の明かりを点ける前にPCのモニターがぼんやりと光っているような気がしたけど、その確認よりも先にスイッチを入れていた。
モニターを見て、それが気のせいではないことが目の前に示される。俺の前でスクリーンセーバーの中の三橋が様々な表情を見せていた。
スクリーンセーバーに切り替わる待ち時間の設定は10分にしている。
だから、ついさっきまでPCは起動してたってことで、俺がPCをつけっぱなしで家を出たとしてもスリープモードにしかなってないはずだ。

どーなってん、だ?

デスクトップを確かめようとキーボードに触れている指が、躊躇する。俺の理解を超えた何かが起きている予兆で、背中にいやな汗が流れた。
恐る恐るEnterキーを押すと、『ハードウェアの安全な取り外し』小窓が一番前に現れる。
そう、家を出る直前にプロジェクトの主担当が不参加との連絡を受けて、詳細資料を慌てて引き出したんだった。
そしてそのままPCを落とさず家を出たことは、想像に難くない。
でもそんなことより、俺はその後ろに見える空虚な闇から視線が外れなかった。下のバーをみると、取り外し小窓と専ブラしか立ち上がっていない。
俺が唾を飲み込む音が、耳の奥でやけに大きく聞こえた。
大きく息を吐いて小窓を終了させると、俺の目に飛び込んできたのは予想外の映像だった。

    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 
    | タイムアウトマデ  |
    ,、ヽlノiノ_@2:47   |
   ヾ/ハノヘゝ_____.|
   '`c*゚◇゚) .|| 
     と)゚V゚iつl|
     (ヽノ.i . || 
      〈_ハ_〉 ||

たっぷり約一分間、口が大きく開けっぱなしになった。これって、アレだ、スレ立て中の『只今自重タイム』とかの、三橋AA!?
いや、問題はそんなことじゃなくて
いつも俺に微笑みかけてくれる384の姿が専ブラにはなく、その場所はぽっかりと黒い空間があるのみだった。
そしてその前には、ラウンドガール三橋のAAがレス窓で出ている。
「……なっ、なんぞ これぇえええぇええええええっっっ!?」
専ブラの現状を認識した俺は、知らず止めていた呼吸と共に絶叫した。