「あ、川だ。魚!三橋、魚がいる!」
「お おっ!さかな!」
「いーなあ気持ちよさそー、オレ魚になりてー!」
「オレ、オレも」
「お前ら真面目に山菜とれよー」
「すいすいーっと水の中泳いでさ、すげー速いの」
「うっお、すいすいー」
「田島には我慢できないよ、魚になんかなったら」
「えーなんでだよ」
「あいつら、体外受精だから」
「たい、が、じゅ?」
「もー西広のせいで三橋の頭がバクハツするじゃん、何だよタイガイなんとかって」
「あははググれ」
「なー、オレなんで鳥じゃないんだろ。超飛びてー!」
「オレ もっ、とび、たい!」
「だから真面目に山菜とれよー」
「渡り鳥なんて外国も行くんだぞ、どこまでもすいすいーっと」
「おお お!」
「鳥も田島には我慢できないよ」
「なんでだよー」
「鳥の甲子園がないから」
「あっ」
「こっ、こま る!」
「西広はあいつらのペースに慣れたよな、オレまだ無理」
「オレはそろそろ慣れてきたかも」
「オレなんかずっと前から慣れてるぜ」
「山菜!山菜をとれ!」
<以上>