カコイイ職人「俺、叩かれてるが一番気持ちいいんだ」

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456偽りの螺旋・三星の場合
>435 おやすみはし。
一回転する勢いでレンがこちらに振り向く。
「ほ、ほんと!?」
「だから早く書けよ」
レンは大きく頷いて、パソコンの椅子に勢いよく座った。
「愛しちゃってるねえ」
親方のニヤニヤ笑いは無視ですよ、無視。

書き上がったメールを年の為に確認すると、誤字脱字の多さにガックリきたが、ルリに添削させて送信させた。
「じゃあキャッチボール!」
「は〜いはい。10分だけな」

*
9月21日(日)曇り
昨日、呑んだ人達から三星グッズが届いた。
子供用のオモチャから普通の応援グッズまで色々あって面白かった。
シリカゲルが再利用出来るなんて知らなかった。
夕飯は韓国風冷麺だった。旨い。

**

「畠さん、来ましたよ〜」
俺が奥の部屋で準備の確認をしていたら、チヨが俺を呼びに来た。
「うっそ?」
時計を確認すると、約束の時間より30分は早かった。
「すぐ行くから、相手しといて」
ハイ、といい返事をしてチヨが部屋から出る。
慌てるとろくな事がないと、冷静に急いで確認を終えて、応接スペースに向かった。

「どうも、お待たせしました」
俺が入っていくと、何故かチヨが畠選手の膝の上にいた。
慌てて立とうとして、膝の上のチヨが邪魔になって立てない畠さんが真っ赤になりながら、挨拶する。