阿部「俺のチンコが光って唸る三橋犯せと輝き叫ぶ」

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159重い三橋 ◆oazTnvq4Yo
翌朝。
鬱々とした気分は晴れぬまま部活に向かう。
彼と顔を合わすのは憂鬱ではあったが、野球を口実にしてしまえることは大きな救いであるように思えた。
野球をしているときは、否が応にも関わらざるを得ない。
対等な、選手としての関係でいられる。
「はよー」
「おっおは、よう」
彼もそう思っているのだろうか。
昨日の冷ややかな態度の片鱗すら見せず、普段と変わらぬ挨拶を交わす。
ただそれだけのことで、単純な頭の中は快晴に変わっていく。
胸に籠もった靄が消えていくのを感じる。無意識に頬が緩んでしまう。
頭から着替えを被り、必死に隠した。
洗剤の柔らかな優しい香りがした。