三橋「も、もしもーし・・・もしも、し?」

このエントリーをはてなブックマークに追加
448ブルマ三橋
田島と三橋とオレの3人で栄口の家に邪魔することになった。
栄口んちは1度だけ来たことがあるが、部屋に通されるのは初めてだ。
「あ、パワプロ!やっていい?」
「オイ田島、今日は遊びに来たんじゃねェんだからな。」
「・・・・阿部のケチ。チンカス。」
オレは聞こえないふりをして我が物顔で簡易テーブルを広げる。
途中、視界に入った漫画本に思わず手が止まった。

「ドラゴンボール完全版じゃん。栄口、今度貸してくんね?」
「いいよー。」
突っ立ってた三橋がオレらの会話を聞いてキョロリとこっちを向く。
「ドラゴン ボールって お、面白い?」
「三橋知らねぇの?!」
「TVで再放送とか たまにやってるよ。」
田島と栄口にいっぺんに言われ、三橋は恥ずかしそうに顔を赤くした。
別に知らない話題だからって照れる程のことかよ、と思わずイライラしてくる。
「悟空っていうサイヤ人がブルマと出会って色々やんだよ。」
「ご・・・・サイヤ・・・じん? とブルマ・・・」
田島の説明に当然ながら三橋はハテナ飛ばしてアホそうな顔してる。