金玉「いいこと思いついた。俺の中に酢飯詰めろ」

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681本低部リレー 4回目
前回まではwiki参照。おもくそ久しぶりでゴメンゴ
(wiki管へ。投下したスレから次スレに別れている文章は、収録の際に一行空けしないでください。よろしくお願いします)


オレの身体の中を熱くて堅いものが、ジュブジュブって、何度も何度も抜き差しされる。
ぐちょぐちょ、ぬちょぬちょ。そんな、耳をふさぎたくなるような、いやらしい音が下半身から聞こえる。
オレの、おしり、から、聞こえる。
衝動が身体中を、頭の先まで響くような勢いで、つらぬくいていく。
音のタイミングが、オレの内部をかき回す動きと同じだなって気付いたときに、オレはやっと自覚した。ほんとに、やっと、わかった。
オレ、男なのにチンチンいれられてるんだ。
ぐしゃぐしゃに、メチャクチャに、犯されてるんだ。
せっくす、してるんだ、オレ。
はじめてのせっくす、いたくて、くるしいだけの、せっくす。
ゲンジツトウヒ、っていうの、かな。目をギュッてつぶって、耳をむぎゅってふさいで、丸くなって何もかも忘れたくなった。
でも、現実はいつも、オレの願い通りに、ならない。
両手はバンザイをするみたく、固定されてるから、そんなのムリ、だ。
どんだけ引っ張っても、ロープみたいなのが手首をグイグイ締めるだけで、全然自由にならない、よ。
すごくヒリヒリするから、きっと、手首のところすりむけてる。
真っ赤になってるんじゃないかな。両手、とも。
阿部君に、おこられるだろう、か。こ、コワイ、な。
う、ううん。かんけーナイ。阿部、くん、おこるはずないよ、ね。
だってオレなんか、もうどうでもいい、んだ、よね。だから、こんなこと、する、のか。
いやだよ、そんなのイヤだ。たすけて、たすけて。
動くたびに、内臓が引き攣れて、ギュウギュウ押しのけられて、そのたびに吐き気がした。
死にそうだった。何度か意識が遠のく。
時々息をするのも辛いから、ほ、ホントに息するの忘れちゃって、目の前がグラグラする。
痛くて苦しい。とにかく痛くて、オレは身も蓋もなく泣き叫ぶと喚いた。暴れまくった。子供みたいだ。
オレは、なんでこんなにガキで、考えなし、なんだろ。
すっかりガキになってたオレは、いつの間にか自由になっていた足をとにかく振り回して、本気で抵抗した。
だから、阿部君の顔を足で蹴っちゃった。血がイッパイ出てた。オレは一瞬で真っ青になる。
なんで、阿部君そんなところに、いる、の?