三橋「シュポー！」

オレが三橋と榛名のヤロウの関係に気付いたのは、三橋と二人でコンビニに行った時だった。
コンビニには、何故か榛名のヤロウがいて。
三橋は榛名と目が合うと、顔を赤くしてそっぽを向く。
榛名も榛名で、鼻の頭を掻きながら、つまみのコーナーに行っちまった。
「三橋、なんか買うのか？」
「オレは、いいや。漫画、読んでる、ね」
三橋が、雑誌のコーナーに向かう。
榛名もそれに気付いて、三橋を追う。
オレはそれを、何か探すフリをしながら、見続けていた。
立ち読みしている三橋の後ろに、榛名が立つ。
なんか耳打ちしてるみたいだな。
「シュポー！」
！？
三橋が頭が湯気吹き出した！
顔はおろか耳まで真っ赤にしている。
榛名は三橋から離れ、オレに見下すような視線を送って、コンビニを出て行った。
三橋が、顔を赤くしたままオレに近寄ってくる。
「オレ、もう帰るね」
「お、おう」
三橋は嬉しそうに言って、榛名を追うようにトテトテとコンビニを出て行った。
………………ヤるな。

「シュゴー！」
「ハルナサンしゅごいいい！激しいよぉぉぉ！！」