阿部「1000なら月刊ミハシヌーン発売! 」

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172奴隷の条件 ◆CrebmIi0Bs
前スレ713
*逆レイポ注意

「み…、」
三橋の名を呼ぼうとした途端に口を塞がれた。
「あまり声を出さないほうがいい」
耳元で威圧感のある声がした。喉に冷たい物が当てられる。
汗が流れ落ちる。呆れたことにここにまできてやっとオレは命の危険を感じた。
「さあ、レン。彼はとっておきのVIPだ。存分に楽しませなさい」
「はい、旦那様」
三橋が始めて声を出した。掠れた声は高校時代グランドで聞いていた声とは似ても似つかなかった。
手探りしながら四つん這いで三橋がこちらに向かってくる。オレも男達に引きずられ、三橋へと近づいていく。
3年ぶりの再会だとは信じたくないシチュエーションだ。
三橋は今まで何をしていたんだ?何をさせられていたんだ?なんでこんなことになった?
知りたくもない答えが目の前に繰り広げられる。三橋の手が恐る恐るオレに向かって伸びてきた。
3年前はオレに届けるためにボールを握っていた三橋の白い指がオレのジーンズをなぞる。
見えない体を確認するように足首から太股にかけゆっくりと掌を這わされた。服越しに三橋に足を撫でれられる。眩暈がした。
オレが脱力するのを見越したように両隣の男達がオレを座らせる。
三橋と目の高さが同じになる。顔を間近に見た。
少し汗をかいた額に細かい髪が張り付いて、目隠しをしていた白い布も所々染みを作っている。
オレの記憶よりも白く見える肌は薄暗い照明のせいだけではないだろう。
顔から下に目線を移す。日焼けの痕もなく、筋肉の落ちた胸には切り傷のようなものや火傷のようなものまであった。
「おれ、ヘタくそ だけ ど、が がんばり、ます」
笑いながらたどたどしく言葉を発する様にオレの知ってる三橋がフラッシュバックする。
やめてくれ。嘘だと言ってくれ。
圧倒されいているオレを置いてけぼりに三橋はオレの体をペタペタと触った。
二の腕。肩。首筋。顎。頬。汗ばんだ三橋の掌がオレの肌に順に触れていく。探るように下唇を親指の腹で優しく撫でられる。
「え、と、きす、します ね」
躊躇いがちに囁き、ゆっくり三橋の顔が近づいてくる。何故だか避けることも出来ずにオレは唇に自分以外の体温が当るのを黙って受け入れた。
「んっ…」
三橋の鼻から高い声が抜ける。ふにふにと唇で唇を噛んで愛撫される。