お客「なんだ、このスレ?」

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421ど鬱  ◆ZXN7pfKJy6


がちゃりと、ドアの開く音がした。
驚いて振り向く。
「おい!寝てなくちゃダメだろ!お前すごい熱なんだぞ!」


なんで、ここにいるの、とか。
どうしたの、とか聞きたいことはいっぱいあるのに。
「ちょ、大丈夫か!」

意識が遠のいていく。もう頭に感じる痛みはひどすぎて麻痺してしまったようだ。
(もう…いいや…)
このままこれにのまれても。


瞳を閉じるとそこは闇だった。
いや、闇なんかじゃない。
光があるから闇が生まれる。
ここに光なんかない。

ここは、無だ。


「しっかりしろ!廉!!!」


誰の声も聞こえない。
聞きたくない。
助けなんかいらない。

もうこれ以上悲しみを知りたくないんだ……修ちゃん…。