※wiki参照、痔ネタ注意
阿部が三橋に痔の薬をつける話の続き
な
ナカ です、と……???
一瞬、三橋の発言に時がフリーズしたが、その意味を飲み込んだオレは叫びつつこの場から逃走しそうになった。
このっ、無駄にっ、可憐でっ、幼気なっ、ピンクのっ、小菊にっ、オレの指をブチ込めつーのかこのド腐れド外道ドピッチめ!!!!!
なんて罵声をオレが三橋に浴びせられる訳がなく、不安そうに見つめてくる視線でそれはアッサリ消滅させられたのだった。
絶句したオレの喉の奥で うぐぅ、と罵声が引っ込んだ音がした。
「な、ナカなんて き、キタナイ よね? やっぱ、ヤだよ ね……」
三橋が項垂れながら呟く。勿論、生尻をこっちに向けた体勢のままで。
俯き加減の顔だとこの角度から表情は見えない。だが、声のトーンで泣きそうになっているのはオレの鼓膜とハートがビシバシと感じ取っていた。
「きっ 汚くなんてねーよ!それに、手ぇ洗えばいいだけじゃね?やってやんよ!」
考える間もなく、そう口から台詞が零れ出ていた。言ってしまった。三橋が顔を上げキラッキラした目でこっちを見てて、もう後に引けないとオレは悟った。
「ほ、ホント!?」
「お おうよ!!」