wiki三橋「らめえええおっきすぎるうううううう」
笑ってる。
なんで笑うんだ。
笑うのは楽しい、から。
オレとはまったく逆の反応。
下腹を撫でていた手がすうっと上にあがってくる。
肌に触れそうで触れそうにない距離のまま、これも、ゆっくり。
手がオレの胸の上、空中でさまよう。
何度も何度も右往左往して、それから急激にぎゅうっと。
「いっ、あ、あぐぅっ」
胸じゃなくて、乳首だけを狙って降りてきた手が力任せに掴んで捻ってくる。
ぐいぐい真上に引っ張られて、平な胸の中で乳首だけがぷっくりと膨らんだ。
痛い、このまま引き千切られそうな強さで乳首が捻られて、やっと解放される。
「うっ、あ、や、やだっ」
オレは鳴咽をあげて泣いていた。
なにが起こっているのかはいまだによくわからない。
でも確実にいえるのは、今がオレの望んだ状況じゃないってことだ。
「や、やめ、て……」
意味もわからないまま、すがるような声が出た。
痛いのも、気持ち悪いのもやだ、阿部君以外に自分をさらけだすのも、やだ、絶対にいやだ。
オレが声を出しても、笑ったり、喜んだりしているようなのが気配でわかるだけ。
返事は、ない。
強い力から解放されてほっとしていたのに、乳首のとこにねっとりとしたものが落ちてくる。
唾液、にしたら、なんか変。