ベッドの上で追い込まれた三橋たんは簡単に阿部くんに押し倒されました。
意外にも三橋たんは阿部くんの下でフヒッと笑いました。
(なんだ?)
「あ、阿部くん‥は、そ、そんな事する人じゃ、ない、よ」
「はああ?」
「オ、オレを、無理矢理、お、犯すなんて、あ、阿部くんには、できない、よ」
その時です。阿部くんは三橋たんのブラウスのボタンのところに両手をひっかけ、勢いよく左右に引き裂きました。
「‥‥‥やっ!」
三橋たんは、はだけたブラウスを引っ張って体を隠そうとしましたが、阿部くんはその両手をベッドに抑えつけました。
「お前さ、すげぇうぜぇ。俺がお前を犯せないだって?俺をなんだと思ってんの?」
三橋たんの声はでません。
「お前の友達か?自惚れんなよ」
阿部くんは上半身を屈めると三橋たんの首筋をベロベロと舐めました。
「やっぁ、あ、あべくん、‥‥お、ねがい!ゃぁぁぁ」
三橋たんは声はか細いすすり泣きに変わっていきました。
阿部くんは三橋たんのすすり泣き声を聞ききながら、満たされていく自分に気がつきました。
三橋たんを舐め回しながら言います。
「もっと泣けば?泣いてもどうにもなんねーけど」
阿部くんはそう言うと三橋たんの指と自分の指を深く交らせました。
三橋たんの左手の薬指は虚しく婚約者とは別の男の指とがっちり絡んでいました。
(はたけくん‥ごめんなさい)
三橋たんの目から大粒の涙が零れました。
続く