阿部「ハァ…朝食のオカズ2品何にすっか」

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137アンノウン ◆ZnBdLz/hEE
前回あらすじ:横恋慕Boys田島&水谷は阿部と三橋の仲を引き裂こうとする。阿部は水谷に廃工
場に呼び出され修羅場中。三橋は栄口と西広と共に阿部の元へ向かっている途中。三橋はエロい
こと思い出してる。まったく三橋はエロイなけしからん

阿部君とこんなことになるなんて、一ヶ月前の俺じゃ想像も出来なかったろうと思う。
なんせあの頃の俺は阿部君の些細な言動にいちいちビクついて、嫌われたらどうしよう、サイン
くれなくなったらどうしようっていつも怯えていたから。
「三橋…」
俺は阿部君に呼ばれる度に怯えて、それに阿部君が怒って、という悪循環だった。でも今は違う
。阿部君に名前を呼ばれると嬉しくて、ちょっと恥ずかしくて。

俺は幸せな気持ちでいっぱいだった。



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「はっ、いきなりなに言ってんだよ。頭オカシイんじゃねえの。」
「誤魔化してんなよ…阿部…!お前三橋に何してんだよ…!!無理やり三橋にそんな事してんだ
ろ!?大事な部活仲間にお前、何してんだか分かってんのかよ!!!」
俺は阿部が一瞬怯んだところを畳み掛けるように続けていく。
「お前は三橋をなんだと思ってんだよ。何でも命令を聞く都合のいい奴だって思ってんのか。三
橋の気持ちを考えたことあんのかよ!好きでもない奴に無理やりされるなんてひどすぎるだろ!

そうだ、三橋は阿部のことなんか好きじゃないのに阿部に言いようにされて、許せない、俺が好
きな三橋によくも、

「無理やりじゃねえよ。あいつは俺のことが好きなんだ。」

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