>>480 翌日
「三橋さん、実はさ俺…炎が出せるんです」
「ほ ほのお?火?」
「うんまあ…あんまり大っぴらには言えないんだけど」
「(キャンプとか したこと、あるのかな)へ、へえ、すごいね」
「まあまだ一つしか火竜取り込んでないから、あんまりすごくないんですけどね(笑)」
「(竜?)火おこし すごいよ。マメとか できないの?」
「?できませんよ!三橋さんにも見せてあげたいけど、人に見られるとマズイんで…いつか力を合わせて戦いましょうね!」
「(戦う …クマとか、出る のかな)ちょっと、怖 いね」
「大丈夫ですよ。俺が守ってみせます、姫」
「う、うん…」
夜の阿部家
「兄ちゃん!『砕』と『焔』って書いて!」
「…明日も予行練習あんの?」
「ああうん、まあ」
「……そうか」