水谷「このダビデのチンチンって三橋のと同じだね」

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492偽りの螺旋・栄口の場合 代理
>>488おやすみはし。
よくよく見れば、床のディルドーは全て使用済みじゃないか。
「これを全部、レンの尻で試したってのですかよ!?勘弁して下さいっ!」
俺の言葉に、栄口勇人はちょっと困った顔でえへへと笑う。
「えっと、でもちゃんと試用してみないと、判らないし」
「試用にしたって限度があるでしょう!」
相手は買ってくれそうな金持ちのお客様だけど、さすがの俺でも文句の一つも出るよ。
「あ〜でも、よく判ったよ。レン君一つ貰おうかな」
瞬間的に姿勢を正し、営業スマイルが浮かべる。
「ありがとうございます。では、あちらの席へお越し下さい。
その前に、お体の洗浄はしますか?」
着衣に乱れのない栄口勇人は首を振る。
「ううん、俺は何もして無いから。それより、その子は大丈夫?」
「ええ。おいっ、ちょっと」
手の空いてる愛玩人にレンの後始末を任せて、俺と栄口勇人は商談用に設けた席へ移った。

親方が入れてくれたコーヒーを三人で飲みながら、話を始める。
新品のミハシ型男性タイプは1体はもう売約済みで、もう1体を出品する最終日のオークションに参加するかと訊く。
「多少は注文したいところが有るから、オーダーメイドするよ」
そのまま商談は速やかに進む。
いやあ流石に幾つも特許をお持ちの博士様ですね!
素敵にオプション付けまくりです。
契約内容を再度確認し、デジタルサインを貰う。
愛玩人の一人が、試用室に散らばっていたディルドーを洗浄してきた。
栄口勇人は愛玩人相手にもにこやかに礼を言う。
「ありがとう。で、俺の相手してくれた子は?」
「あ、すいません。栄口博士が興味を持った愛玩人って事で、今17人待ちですぅ」
え?腰が抜けてたよ、レン。大丈夫なのか?
不安げに試用室を見てしまった俺を尻目に栄口勇人は
「そんじゃ仕方ないね。じゃあまた」
と、軽く帰っていった。