あらすじ
阿部くんは三橋たんの携帯の画面を見た。
「‥お前、こいつに何されたか覚えてんの?」
「‥か、返して、よ!」
阿部くんは三橋たんを無視して携帯にでました。
「‥あべくん?やっ!返して!」
「‥畠さん?三橋なら今、俺のベッドにいますよ。それじゃ今から本番なんで」
ピッと電源まで切ると、阿部くんは三橋たんの携帯をポンとソファの方に投げました。
「やだあああ返してええええ!畠くんに電話するううう!」
「うるせえ!お前何夢見てんの?何が初夜まで処女だよ!馬鹿じゃねーの?」
「あ、阿部くんには関係ない!!」
「今時、処女なんかに価値ねーよ。中学生でもセックスしてんだぜ?」
「う、うるさい!」
三橋たんはベッドにあった枕をつかむと阿部くんに投げつけました。
モフッと阿部くんの顔に当たりましたが、もちろん効き目をありません。
阿部くんはニィッと笑いました。
上気していた三橋たんのの顔はみるみるうちに青ざめていきました。
「先に俺と経験しとけよ、旦那との初夜も安心だろ?」
つづく