阿部「三橋、オレらは相棒だ!」

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987セフレ三橋
◇月◇日

今日、田島君達とお昼を食べていたら阿部君の話題になった。
なんでも、阿部君の彼女さんが妊娠しているとか、そんな噂が立っているらしい。
野球部としてとか、そんな接頭語なしにオレは信じたくなかった。

 ***

「なぁ三橋、金貸してくんねぇ?」
「な 何に 使う…の?」
「なんだっていいだろ? ちょっと金欠なんだ。30万くらいでいいからさ」
「さっ …!? ム ムリだよ そんな…」
「ちっ 金持ちのくせに使えねぇなー」
「…ご ごめん」
「ならさ、ちょっくら稼いできてくんね? 風俗なら30万くらいすぐだろ?」
「ふっ ムッ ムリ… ムリです」
「ハァ!? 普段オレにしてるようなことすればいいだけじゃん」
「や… やだよ ぉ 阿部く… ひっく」
「ったく、使えねー。こりゃそろそろ潮時かな…」
「やっ やだ… 阿部く 捨てない で」

 ***

お金を貸してほしいって言われた時、もしかしたら噂は本当なんじゃないかって思った。
でも、そうだとしたらその費用をオレに稼がせるなんてひどいよ。
オレだって、出来ることなら阿部君の赤ちゃんを産みたいのに。