畠「おしおきだベェ」

三橋たんと阿部くんの学校では職場体験があります。
残念な事に希望する職場から断られた三橋たんと阿部くん。二人の為に先生がたは「保育士職場体験」を用意してくれたのでした。
「三橋、お前一人っ子だから緊張してるだろ？」
「あ、阿部くんだって、小さな子、下にいないじゃない、か」
三橋たんは色々心配していましたが、ちびっ子達にはすぐに仲良くなれました。

三橋たんと阿部くんは、おままごとに誘われました。
「茶色い髪のおにーちゃんはママ役で、タレ目のおにーちゃんはパパ役！」
「それで、お前らは？」
「二人の赤ちゃん役！」
「ははは、随分子沢山だな…」
そう阿部くんが笑うと、三橋たんは赤くなりました。それを見た阿部くんもつられて赤くなりました。
「ママァ、おっぱい飲みたい！」
僕も私もと続きます。
「だ、だめだ！」
「えええ？ボクは赤ちゃんの時、ママのおっぱい飲んでたよぉ」
阿部くんはちらりと周囲を見回します。保育士達の死角です。
「三橋、ままごとだぞ。やってあげろよ」