阿部君はいつも大きく音を立ててオレの乳首を吸う。
じゅうぅって響く音は聞いているだけでもやけに興奮してくる。
自分が乳首を吸われているとなると尚更だった。
最初はこんなとこ触らなかったのに、ちょっとずつ気持ちいいとこが増えてきた。
これも全部阿部君のおかげ。
阿部君がオレのオナニーを手伝ってくれるから、たくさん気持ちよくなれる。
「ここ、気持ちいいか?」
「う、うん……」
固くなった乳首の周り乳輪の部分を阿部君の指がなぞる。
くすぐったいくらいの柔い刺激なのに、気持ちいい。
「なんだ、もう先っぽ濡れてんじゃん」
手早く阿部君がオレのズボンのベルトを取って前を開く。
パンツの中に入ってきた阿部君の手は少し無遠慮な風だったけど気にはならない。
それよりも下着が先っぽの汁で汚れてしまったらしいことのほうが気になった。
阿部君に脱がしてもらうのが好きなんだけど、待ってないでさっさと自分で脱いじゃえば良かったな、と後悔する。
「今日はどんなのがいい?」
根本から先端にかけて阿部君のごつごつした指が擦れて動いていく。
上下にしこられるだけでも阿部君の手だとすごくよくて、自分の手とはなにもかもが違って思える。
他人の体温ってすごく不思議だ。
初めての頃は戸惑いや緊張感のが大きかったのに、今はその逆ですごく安心する。