阿部「風が語りかけます」

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549fusianasan
>>196

梅雨は嫌いだ。大好きな野球がめいっぱいできないし、
めいっぱい投げれらない。
それに何より、このジメジメした体に纏わりつく空気…。
ちよっと動いただけでじっとりと汗ばむ。夏の暑さとは違った不快感がたまらなく嫌だ。
「あ、あつい‥‥」
室内トレーニングが終わる頃には、Tシャツが透けるほどびっしょりだ。
早くシャワーを浴びたい。タオルで汗を拭い、足早に体育館のシャワー室に急ぐ。
早く浴びたい一心で勢いよく脱衣所のドアを空けると
「あ、阿部くん!」
そこにはシャワーを浴びたばかりの阿部くんがいた。
「ごごご、ごめんなさ…」
別に謝ることなんて何もないけどつい謝ってしまった。
だって阿部くん、その、何も着てないから…。
男同士だから気にすることなんてないんだけど。でも、それに…
「三橋‥‥」
低い掠れた声。なんだか怒ってるみたいな顔してる阿部くん。
どうしよう、やっぱりいきなり入っちゃったから怒らせちゃったのかな…
ゆっくりと阿部くんが俺に近づいてくる。


…このスレでは投下はしない方がよかったかな